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～目次～
セット本トレンドせどりでは自己発送も活用する
セット本は、重かったり、サイズが大きかったりする都合上、自己発送ではなくFBAを使うのが一般的です。
ですが、多少送料がかかったとしても、FBAに送らずに自己発送で売り抜くほうが良い場合もあります。
それは、どんな場合かというと、
「危険なトレンド商品」
を販売するときなのです。
特に、夜の時間帯に映画化のニュースが流れた時などは、すでにお店も閉まっています。
回収に回れたとしても翌日になってしまいます。
そこから、
- 対象の商品登録をして
- 集めてきた本のセット組みをして
- FBAに納品して
- 在庫に反映される
この流れで進めてしまうと、価格が高騰しているタイミングに間に合いません。
ですので、そういった場合は集めたらすぐに商品登録をして、自己発送で売ってしまいましょう。
私がちょうど最近、このパターンで売り抜いた作品がありましたので、ケーススタディとしてご紹介します。
セット本トレンドせどり 自己発送で販売した例
今回、販売した商品はこちらです。
7巻完結の少女コミックです。
2月15日（14日の夜？）に映画化の発表があり、そこから価格が一気に高騰していきました。
10日間の動きを、モノレートで見てみましょう。
とても分かりやすいグラフではないでしょうか。
数字でも見てみましょう。
2月14日の夜には、最低価格292円で26人も出品者がいたのに、翌15日のお昼には、既に在庫切れになっています。
その後、一気に価格が高騰しているので、せどらーの刈り取りも充分あり得ます。
そのタイミングでの出品状況は記録に残せていないのですが、17日2時の時点ではこうなっています。
赤丸の箇所に注目すると、複数の在庫を抱えている出品者が多いことが分かります。
合計すると25～30位ですので、刈り取って無在庫出品をしている可能性も高いと思います。
この時点での最低価格は3,500円の自己発送となっていますが、これは私が3,480円で出品したところに価格を合わせてきたためです。
多数の在庫を抱えている出品者は、価格の自動改定ツールを使っていることが多く、同じコンディションの最低価格に自動で合わせてくるのです。
私はこの状態になる少し前に、3,480円（自己発送）で1セット、既に販売していました。
私は、16日のお昼にブックオフを回り、全巻108円で2セット集めました。
仕入れ価格は1セット756円。
自己発送の3,480円なら、送料を差し引いても約2,000円の利益になります。
この価格（3,480円）に設定した理由は、グラフと数字を見たときに、
「在庫切れのあと価格が高騰してからは売れていない」
すなわち、「価格設定が高すぎる」と考えたからです。
実際には、最初から3,480円で出品したのではなく、4080円からスタートさせました。
そこから様子を見つつ、小刻みに100円ずつ下げていったという事です。
結果的に、売れた価格が3,480円だったという事になります。
そもそもですが、これらの本は全てブックオフの108円コーナーで全巻が揃う作品です。
数日経ってしまうと、あっという間に出品者数も元に戻り、相場もガクンと落ちる可能性が高いのです。
ですので、確実な価格で早く売り抜いた方が得策です。
セット本トレンドせどりの注意点
今回の作品は、
- 高騰する前の最低価格が安すぎること
- 高騰する前の出品者数が多かったこと
- 高騰してからほとんど売れていないこと
- 高騰した後、在庫を多く抱えている出品者が多いこと
- 7巻完結と巻数が少ないこと
- ブックオフの108円コーナーで全巻揃うこと
と、早期に価格下落する可能性が高い条件が揃っていたために、無理を避けました。
ですが、トレンドが要因で価格高騰している全ての作品に対して、同じやり方で販売するのはとても勿体ないと思います。
今回ほど懸念要素が多くない場合は、自ら相場を下げに行くのではなく、他の出品者と価格を合わせて、トレンドの恩恵である利益の向上を狙っていきましょう。
出品翌日の状況
こちらは、2月17日18時40分の出品状況です。
10人だった出品者が15人に増えているのがお分かり頂けるかと思います。
最低価格も3,400円と、昨日の最低価格から下落傾向です。
出品者を細かく見てみましょう。
細かくて見づらいのですが、
- 在庫を複数抱えた出品者
- プライムの出品者
ともに増えていることが分かります。
数字の変化をたどっても、ほぼ売れている気配がありません。
この後も更に出品者が増え、価格が下落しそうな雰囲気です。
そういった中でも出品から半日かからずに、狙いどおり2セットを売り抜くことが出来ました。
この時の利益は2セットで4,287円という結果です。
セット本トレンドせどりと自己発送の組み合わせまとめ
今回の作品のように、映画化決定のニュースが流れた瞬間、一気に在庫がなくなり、価格が高騰するケースが多々あります。
特に、少女マンガではよく見られるパターンです。
一時的に高騰している価格をモノレートで見て、無理をして全巻集めてはみたけど、売り抜くことができずに、赤字で損切り。
私自身も失敗の末、何度も経験しています。
ですので、このレポートを参考に、攻め方を間違えないようにしてください。
ここでは3日間程度の推移を追いましたが、更にこの後、どのような数字の変化を辿るのかを観察してみるのも良いと思います。
次に同様のパターンに直面したときに、どう攻めればいいかの参考になる一番の資料になりますので、独自に研究してみるのもオススメです。
今回は、トレンド商品のケーススタディでしたが、セット本せどりについてお伝えしたいことは、まだまだあります。
その他の情報もブログやメルマガ、無料レポートでも発信していきますので、末永くお付き合い頂けたら幸いです。
分からないこと、聞きたいことがありましたら、お気軽にメールを下さい。
これからも、どうぞよろしくお願いします。
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